WSLワールドチャンプのガブリエル・メディナは地元サオパウロのマレシアスで準備に忙しい。
なぜってあのリップカールグロムサーチのファイナルがここで行なわれることになり、メディナがそのホストを務めるからだ。
オーストラリア、アメリカ、ニュージーランド、インドネシアそしてヨーロッパからやってくる選手と地元ブラジリアンが、メディナが育ったマレシアスのビーチでグロムサーチの新たな歴史を刻もうとしている。
メディナが2010年にオーストラリアのベルズビーチで優勝したとき、彼はまだリップカールグロムサーチインターナショナルチャンピオンシップのエリートリストに名を連ねていた。そのこともあり現世界チャンピオンであるメディナはこのイベントを若いサーファーが世界に登る重要なステップと理解してホストを務めることになったのである。
「ファイナルの舞台にマレシアスを選んでくれたリップカールに感謝しているよ」とメディナ。「ホームビーチの波を選手たちとシェアするって僕にとって意味深いものがあるからね」
2014年のインターナショナルグロムサーチのファイナルはカリフォルニアのパット・カレンとハワイアンのブリサ・ヘネシーが優勝した。エキゾチックなインドネシアのレーキーピークは波のコンデションも申し分なかった。
2015年の舞台となるマレシアスビーチはブラジルのベストウェイブの一つでパワフルかつホローなバレルで有名だ。この6日間のイベントで選手たちは試合だけでなくサオパウロで旅を楽しむことにもなる。「選手たちはここの波が大好きになるだろうし、歓迎するローカルたちも世界の最高レベルを知ることができるんだ」とメディナは言う。「このグロメッツたちは次世代のチャンピオンになる卵たち、彼等がこのビーチにくるなんて最高さ」
リップカールグロムサーチは世界規模のサーフィンイベントで16才以下のサーファーが対象となり、現在では未来のサーフスターを占うコンテストにまで成長しました。
このイベントの最初のスタートは1999年にオーストラリアのジャンジュクビーチで行なわれ、優秀なコンテストサーファーのさらなる技術向上を目的とし、やがて世界規模に発展、2005年には最初の国際試合としてファイナルがベルズビーチで行なわれました。リップカールグロムサーチは今年で12周年となります。開催期間は2015年の4月28日から5月3日まで。
2014 GromSearch Boy's Champion
2014 GromSearch Girl's Champion