タヴァルア、フィジー(2015年6月16日火曜日)WSL-CT第5戦「フィジー・プロ」が行われ、
オーウェン・ライト(AUS)が、ジュリアン・ウィルソン(AUS)を下し優勝した。
ライトは昨日、サーフィンの歴史のなかで、7人だけしか達成したことのない偉業「20点満点中の20点満点、パーフェクト・ヒート・トータル」を叩き出した。
オーウェン•ライト完全試合を達成し、フィージープロを制す。
タバルワ、フィージー(2015年6月16日火曜日)
オーウェン•ライト(オーストラリア)がフィージープロのファイナルでパーフェクトスコア20ポイントを叩き出し歴史的な勝利を飾った。対戦相手はジュリアン•ウィルソン(オーストラリア)で、8-10フィートのバレルというコンデションだった。
サムソンギャラクシーWSLチャンピオンシップツアー(CT)全11戦中の5戦目、フィージープロは豊富な波に恵まれ、世界最高のサーファーたちによる高難度のパフォーマンスが繰り広げられた。そんななかでもオーウェン•ライトがより秀でた活躍を見せクラウドブレイクの比類無きマスターとなった。
「10ポイントを2つも出すなんて自分でも信じられないよ。まるで夢のようさ」とライト。「これまでトップのサーファーたちをよく研究して、影で積み上げてきた努力が報われたんだと思う。ガブリエル•メディナは僕に大きなインスピレーションを与えた。とくに昨年の彼のここでの活躍を見たことは大きいね」
ライトの活躍はこのイベントの歴史に輝かしい功績を残した。彼はラウンド5で最初の20ポイントを出した。(サーフィンの歴史で7人目)そしてさらにファイナルでも20ポイントを出したために8人目となった。つまり彼は歴史上初めて1つのコンテストで2つのパーフェクトスコアを出した選手となった。
グーフィースタンスの利を生かしディープバレルとレイルを巧みに操ったカービングターンでライトはセミファイナルでジョエル•パーキンソン、そしてセミファイナルではジェレミー•フローレスを退けてファイナルへと駒を進めた。今回のフィージープロの勝利は彼にとって2度目のCT勝利となる。最初はニューヨークで行われた2011年のクイックシルバープロだ。これでライトはランキング6位から3位へとジャンプアップした。
「昨日はまるで夢のなか、今朝はもっと素敵な気分かな」ライト。「ファイナルで10ポイントを2つというのは特別だよね。ファイナルに挑むまえに、僕は海を見つめていたんだ。そうしたら精神的にスイッチが入った気がした。あとはリズムに乗るだけだって思い波に無心でテイクオフしたのさ。表彰台に立てて最高な気分だよ。僕をサポートしてくれている人たちに感謝したい」
完全試合と勝利によって新たな歴史が刻まれた
2つ目のパーフェクト10に挑むオーウェン