2015年11月20日、現世界チャンピオンのガブリエル・メディナはリップカールと新たな契約を結び、将来に向けて
新たな決意をした。
現在21才のメディナが初めてリップカールチームに加わったのは、彼がまだ14才のときだった。「これまで僕の成
功を信じてきてくれたリップカールには本当に感謝したい」とメディナはパイプラインのリップカールチームハウスで
語った。「リップカールのファミリーとしてこれまでやってきた。そして今日からまたさらに深くチームと関わっていけ
ることが嬉しい」メディナが最初に注目されたのはリップカール・インターナショナル・グロムサーチでの優勝だった。
WSLの世界ジュニアタイトルも手に入れ、メンズワールドツアーでは瞬く間にクオリファイし2011年の台風の目とな
った。そしてWSLワールドツアーに4度出場し、そのうち二つに優勝するという快挙を成し遂げた。そして2014年は
シーズン始めから着実にランキングを上げ、ブラジル人として初めてというだけでなく、
ケリー・スレーター以来のもっとも若い世界チャンピオンとして王座に着いた。「もっとも重要なことは、この家
(リップカールファミリー)のなかでみんながサーファーとして繋がっていることだと思う。ガブリエルは僕たちと
居ることが幸せなんだ。われわれクルーの一員という安心が、彼が世界でトップの技術を発揮できる要因となっ
ているのさ」とリップカールのマーケティング・チェアマンであるニール・リッジウェイは語った。「ガブリエルはわれ
われのプログラム(グロムサーチ)の良い典型なんだ。リップカールはジュニアの頃から世界チャンプになるまで
献身的に彼をサポートしてきた」ガブリエルの才能にいち早く気づいたんだとリップカール・ブラジルのCEO、
フィリーペ・シルベリアは語った。「ガブリエルと初めて契約した2009年からリップカールは彼と親身な関係を
続けてきた。この関係がさらに強くそして続くことに期待している。ガブリエルはすでに驚くべきサーファーとして
成長した。さらにその成長はさらに続くだろう。
それを見守るのは幸せだ」ガブリエル・メディナは2015年のWSL世界タイトルレースでは現在4位という好位置
にいる。3度の世界チャンピオンでありチームメイトでもあるミック・ファニングは現在1位、そしてもう一人のチーム
メイトでフィージープロの覇者オーウェン・ライトは5位。「パイプラインの試合が楽しみだよ。本物の波での戦いに
なるだろうね。」とメディナはタイトルに向けての闘志を顕(あらわ)にした。ザ・ワールド・サーフリーグ・サムソン・
ギャラクシー・チャンピオンシップ・ワールドタイトルの行方はオアフ島ノースショアーのパイプラインマスターズで
決着する。その中継はworldsurfleague.com 、オーストラリアではFox Sports、フランスではMCS Extreme、
アジアではEDGE Sports、ブラジルではGlobo TV で観戦することができる。