ミック・ファニングが2016年のツアー をパーソナルイヤーにすると発表

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2016年2月25日、オーストラリアトーケイ、リップカールヘッドオフィス

3度の世界チャンピオンを達成し昨シーズンも総合2位に輝いたミック・ファニングが、2016年のトーナメントはフルタイムで出場せずいわゆるスポット参戦の「パーソナルイヤー」とする意向だと発表した。

スポーツ大国オーストラリアのアイコンとして、また2015年シーズン中には南アフリカのJベイで試合中に鮫と戦い世界中の注目を浴びたミック。WSLタイトルレースでも確実に好成績を上げて最終戦の結果次第というところまでランキングを維持できた。兄の死という予期せぬ出来事が起こったなかでも全身全霊をかけて戦ったが、ほんのわずかの差でタイトルには届かなかった。

「昨年はいろいろなことが起きたよ。Jベイもそうだし、タイトルレース中に兄の死を知るなんてね」とファニングは語った。「いろいろなことが積み重なって、昨年の終わりには空っぽな気分で、得られたことが何もなかったように感じてしまった」

「今年は少しだけ試合から離れて、パーソナルイヤーにしたいと思ったんだ」とファニングは続ける。「再び気持ちが固まって試合に燃えたくなるまではね。スナッパーとベルズは出るけどそれからはまだ決めていない。2つの試合は僕が愛している試合だし、スナッパー はホームでベルズはセカンドホームみたいなものだからね。それらの試合が終わってからじっくり考えてみたいと思っている。僕自身がどこに向かおうとしているのかって」

この決断は家族や友人スポンサーそしてWSLともじっくりと話しあって決めたという。

「決断をしてからキーレン・ピローとポール・スピーカーに電話をして同意をもとめたんだよ」 とファニング。

「彼らがWSLのサポートに関わってから

組織がすばらしく機能したんだ。彼らはサポートの全てを運営し理解した初めてのスタッフだよ。だから彼らからスポット参戦の同意が得られて良かったと思っている」

「世界中から集結してきたサーフィンエリートたちと共に仕事ができることってすばらしいことだと思っている。ミック・ファニングはそのなかでも特別な存在だ」とWSLのCEOポール・スピーカーは語る。「彼の地位、人格、まつわるストーリーに人は心を開くでしょう、彼は特別な選手ですから、これからもサポートを続けます」

ミック・ファニングはWSL15年というキャリアのなかで21勝を挙げ3度の世界タイトルを手にしている。

「ミック・ファニングはこのスポーツに、選手のあるべき姿としても大きな貢献をしてきました」とWSLのコミッショナーキーレン・ピローは語る。

「彼はオフィスに来て正直にこれからのことを話してくれたよ。もちろん我々は誠意を尽くして彼をサポートするつもりです。オープニングイベントのゴールドコーストが楽しみだね」

2016年サムソンギャラクシーWSLチャンピオンシップツアーはゴールドコーストのスナッパーロックスで3月10日から21日までの間に開催される。

詳しいインフォメーションは

WorldSurfLeague.com