テイラー・ライトが今シーズン2度目の勝利をマーガレットリバーで達成!

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2016年ドラッグアウェアー・マーガレットリバープロ2016年4月15日金曜日

 ウエスタン・オーストラリアのメインブレイクで行われたマーガレットリバープロのファイナルは6-8フィート(2-2.5m)のコンデションでファイナルが行われテイラー・ライト(AUS)がコートニー・コンローグ(USA)を下して勝利した。2016年サムスンギャラクシーWSLチャンピオンシップツアーの3戦目となったこのマーガレットリバープロはパーフェクトなコンデションのなかで世界のトップサーファーたちがすばらしい戦いを見せて幕を閉じた。

 ファイナルではライトがバラエティーあふれるマニューバーを披露して8.93という高得点を出していきなりリード。そして次はバレルをメイクしてなんと9.60を叩き出し前半を過ぎたところでディフェンディングチャンピオンのコンローグを大きく引き離した。この試合で3勝しているコンローグはなんとか逆転しようと懸命に戦いのこり54秒のところで良いセットをつかんだ。しかし逆転に必要なポイントは9.97、それを上回ることはできなかった。

「コートニーはどのヒートでも9ポイント代を出していたから、気持ちを抑えて慎重に波を選んで戦うことにした」とライト。「乗った波はすべてすばらしかったわ。このイベントは楽しく戦えたと思う。メンタルな駆け引きで神経をすり減らすようなことがなかった。楽しめる余裕があったと思う、私を応援してくれる多くの人々に感謝したい」

 健闘むなしく2位になったコンローグだが総合の順位は1位を維持しイエロージャージを次の試合でも維持する。試合を通じてコンローグはその実力をいかんなく発揮し今シーズン3回連続でのファイナル進出という快挙を成し遂げた。

「オーストラリアレッグは望んだ結果が残せたからうれしい」とコンローグ「もちろん今日も勝ちたかったけど、でもテイラーには祝福したい。ファイナルのテイラーはすばらしかった。私は試合に集中することだけを考えてその結果だから満足している。次のブラジルもイエロージャージで臨むわ」

 3度の世界チャンピオンで昨年準優勝のカリッサ・ムーア(HAW)はセミファイナルで惜しくもテイラーに敗れた。ムーアは14.77という高ポイントで前半を過ぎてもリードしていた。7.27が必要だったテイラーは残り2分で7.57を出して逆転した。

 もう一つのセミファイナルはコンローグとタチアナ・ウェストンウェブ(HAW)コンローグが8.17と8.27を叩き出したのに対してウェストンウェブは合計で12.17が精一杯で第3位となった。

 クォーターファイナル第4ヒートは6度の世界チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)とテイラー・ライトとの豪華な戦いとなった。テイラーは手堅く8ポイント代を2本まとめたのに対してギルモアは良い波を得ることができず5位という結果で試合終了。

「今朝早くお気に入りのボードが壊れてしまってちょっとパドルが気になったの。でもいい訳はできないわね。波はすばらしかったわ」とギルモア「私はセットの2本目を狙ってタイラーは最初の波を選んだ。そっちのほうが良かったようだわ、タイラーは強くなったわね。私は5'10"のボードを選んだけど、もう少し大きくしたほうが良いと思う。でもまだがんばって盛り返すつもりよ。不可能ではないんだから」

クォーターファイナルのオープニングヒートはウェストンウェブとサリー・フィッツギボンス(AUS)の対戦だった。ウェストンウェブがソリッドなスコアーを出すなかでフィッギボンスはスロースタートとなってしまった。試合はそのままウェストンウェブの優勢のままで終了した。「不本意な結果になってしまった」とフィッツギボンス「クォーターファイナルまで気分は悪くなかったのだけど、良い波を選べなくてネガティブになってしまった。タチアナは良い波を選んで7ポイント代をしっかり稼いだわね」

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