2016年5月17日 WSLのCTツアー4戦目、オイ・リオ・ウイメンズプロの最終日、タイラー・ライト(AUS)がファイナルでサリー・フィッツギボンズ(AUS)を激戦の末に破って勝利した。
ツアー4戦目にしてすでに3勝をあげたタイラー・ライト。この勝利で再びリーダーボードのトップに返り咲き、次戦のフィージー・ウイメンズプロではイエロージャージを着て戦うことになった。今日のファイナル進へはカリッサ・ムーア(HAW)とジョアン・ディフェイ(FRA)を破っての進出だった。
「いままで感じたなかでベストだった」とライト。「ここ6ヶ月の間、いろいろなことを経験して、私が進むべき方向と、ヒートでどうサーフすればいいか理解できたの。家族には大きな感謝の気持ちを伝えたい、彼らのおかげでいまの結果があるのだから」
「ここブラジルで勝ったことにはエキサイトしている」とライト「ここでの戦いは楽しくもあり、またその一方では細心の注意と共に勝利への流れに沿わなければならない、ツアーで最もチャレンジングな試合でありファイナルであると言えると思う、ハードだったけど勝ててうれしい」
ライトとフィッツギボンズというオーストラリア人同士の戦いとなったファイナルは激戦となった。まずはライトが8.67のエクセレントスコアを叩き出す。これによってジャッジングのハードルが上がった。ライトは続いてソリッドなサーフィンを続けてスコアをバックアップしていく。だが10分が経過したころフィッツギボンズが7.17を出してスコアの差を一気に縮めた。逆転に必要なポイントはあと5.94。残り時間あと数分というところで巨大なセットがやってきてフィッツギボンズが最後の力を振り絞ってテイクオフ。しかし13.10ポイントには2.76及ばずタイラー・ライトの優勝となった。
ベルズで2位になったフィッツギボンズはこれで今シーズン2度目の2位となった。ファイナルへはコートニー・コンローグ(USA)とマリア・マニュエル(HAW)を破って勝ち上がったサリー。これで彼女は6位から5位へとランキングを上げた。
「タイラーへは彼女の努力も含めておめでとうと言いたい」とフィッツギボンズ。「ファイナルではあともう一本で勝てるという気がしていたの。だからもう全力で戦った。そういうチャレンジが大好き。今日の観客からはエネジーをもらったわ、ブラジルのファンはサーフィンに情熱的だと思う。だからここに来て戦うのが楽しいの」