ブラジル、リオデジャネイロのサクアレマで開催された2017年オイ・リオ・ウイメンズプロは現世界チャンピオンのテイラー・ライトが優勝しWSLジープ・リーダーボードのトップへとランクアップし、オーストラリアのステファニー・ギルモアと並んだ。ファイナル当日、試合会場となったプライア・デ・イタウナの波は、朝から2~3フィートのパンチの効いた波のコンデションだった。テイラー・ライトの対戦相手はフランスのジョアン・ディフェイという強敵だった。しかし現世界チャンピオンのテイラーは終始優勢に戦いを進めてハイスコアの9.67を含む17.17で快勝した。時間を遡ると、テイラーはセミファイナルでもその実力を余すことなく発揮し、9.0と8.87という高得点を上げて対戦相手のサリー・フィッツギボンズに隙を与えなかった。リップカールチームのニッキー・バンダイクも今回のブラジルで大活躍し試合中の注目の選手として目立った。ジョアン・ディフェイにセミファイナルで敗れて3位という結果だったがクォーターファイナルでは6度の世界チャンピオンで今シーズンも好調なステファニー・ギルモアを破るという大金星を挙げた。ステファニー・ギルモアはシーズン初戦のスナッパーロックスで優勝しランキングの首位を維持してきたが、ここでセミファイナルへの進出ができなかったことに加えてタイラーが優勝したために、その首位に並んだこの2人がイエロージャージをそれぞれ着て次回の試合に臨むということになった。テイラーにとって2017年シーズンの初勝利となったオイ・リオ・プロ。2017年の世界タイトル連取に向けてついに彼女のエンジンが始動しはじめたというところだろう。優勝おめでとうテイラー!